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大きさと向きを持つ量をベクトルといいます。風の吹き方は、たとえば「北西の風 秒速2m」というように、大きさと向きで表されます。自然科学、とりわけ物理学との関連は密接です。本校でも数学や物理の授業で学習します。
ここで、ベクトルの和について紹介します。
図1のように 2N (ニュートン)の力が同じ方向に働いている時は、単純に2つを合わせれば良いので 4N になります。一方、図2のように一直線上に 2N の力が逆向きに並んでいるとき、それを合わせると
2N + (-2N) = 0N
となります。これはいわゆる零ベクトルを意味します。
この話で何を伝えたかったかというと、力を足し合わせても、向きによっては大きくなったり小さくなったりすることです。“向き”は“気持ち”に置き換えることができるかもしれません。
団体やチームで動く場合、各々の気持ちがバラバラであれば、ことをうまく進められることはないでしょう。しかし、各々の気持ちが統一されたものであれば、うまく進められるでしょう。
野球部は気持ちを一つし、5年ぶりの夏の甲子園大会出場を勝ち取ってくれました!
一つ一つの小さな力がうまくまとまることで、大きな一つの力になることをこのブログを通じて是非知ってもらえるとうれしいです!