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鹿児島市荒田のサンエールかごしまで行われた樟南高等学校第2回書道部展の報告をいたします。
開催場所であるサンエールかごしまは樟南高等学校と関係があります。その理由は、かつてこの地に樟南高等学校(旧鹿児島商工高等学校、旧鹿児島鉄道高等学校)があったからです。時計の近くに樟南高等学校跡地の石碑があります。
書道部展は2階に上がった奥のスペースで行われました。
失敗すればやり直しが一切ききません。部員一同、かなりの時間と集中力で作品を仕上げました。
高校生の書道学習は中国や日本の優れた古典作品をお手本に学ぶ臨書が中心となり、本作品もほとんどが臨書です。
古典を学び、臨書に習熟することで作者の書風を理解することができます。書風の習得は創作活動につながっていきます。
北原白秋の歌や普段はあまり見ない篆書もありました。書という芸術の奥深さを感じます。
作品を仕上げた部員の皆さん、準備から片付けまでお疲れ様でした。多くの鑑賞者が訪れたことで、これからの作品制作の励みになったのではないでしょうか。
さらなる書の極みを目指すべく、修錬はこれからも続きます。筆と墨が織りなす芸術を楽しんでもらえたらうれしいです。これからも書道部の活躍にご期待ください!