1918
樟南高校には中学校とは違う数々の特別教室や施設があります。その中でも、本日は和の心に触れられる「礼法室」の紹介をしたいと思います。礼法室は茶道部の活動場となっています。
礼法室の中はこのようなつくりとなっています。畳が敷き詰められており、和を学ぶには最適な場所だと思います。
床の間の掛け軸です。「白雲抱幽石(はくうんゆうせきをいだく)」と書いてあります。
生徒達が普段立ち入らないところも見せてもらいました。茶道部が練習で使う器など、茶道用具の数々がきれいに整理されていました。
茶道部は週1回活動を行っています。茶道専門の先生も来校され、言葉遣いや立ち振る舞いなどを基礎から学びます。校内で行う大きな年間行事としては、樟南祭および樟南マルシェで行う「呈茶」、修了式における「修了茶会」の3回を計画しています。また、校外研修も随時行っています。
下の写真は2020年12月の茶道部の記録です。この当時、未来創造コースにマレーシアとラオスから留学生が来ました。留学生2名に日本というものを知ってもらおうと茶道部が企画・実行したものになります。
なお、茶道には抹茶に合う菓子がつきものです。菓子に関連して、本日6月30日は和菓子である「水無月(みなづき)」を食べ、暑い夏を乗り越え、今年の残り半年の無病息災を祈願するという言い伝えがあります。「夏越の祓(なごしのはらえ)」ともいい、半年の間に身に溜まったけがれを落とし、残り半年の息災を祈願する神事です。
和の心に触れ、和を学ぶ「礼法室」という部屋があることを知ってもらえたらうれしいです。あわせて、茶道を通じて礼儀作法などはもちろん、日本の良さも学んでいく樟南高校茶道部の活躍も是非ご期待ください。