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本日、準々決勝に挑みました。
この一戦に勝つと、春の選抜甲子園出場がぐっと現実味を帯びます。
樟南高校は『全校応援』を実施し、野球部を全力で後押ししました。
吹奏楽部やダンス部も、事前練習に余念がありません。
全校応援を指揮する山下先生からも、それぞれの学年に細かい指示が徹底されます。
グラウンドではノックが行われ、決戦の緊張感が高まります。
3年生の野球部先輩も、今日はユニホームで応援に参加します。
野球部の保護者の方々、伝統の『必勝しゃもじ』もスタンバイOKです!!
試合開始前、力強いエンジンが組まれました!!
試合はまたしても初回から動きます。1回表のピンチを、先発の浜屋 将太君(大崎中出身)がしのぐと、その裏、4番ファースト 河野 勝丸君(箱崎清松中出身)の見事な先制2ランホームランが飛び出し、スタンドのボルテージも一気に上がります!!
2回も、そつのない攻めで1点を追加し、試合を優位に進めます。
しかしその後、追加点を奪えないまま6回の日南学園の攻撃でした。
ノーアウト満塁のピンチを招き、失策もからみついに同点。試合は振り出しに戻ります。
ここから、お互い甲子園をかけて、意地と意地との勝負です。
試合中、応援団旗を終始担当する山田 悌矢君(俵中出身)も必死です。
生徒会も休む間もなく、応援ボードを掲げます!!
全校応援、みんな頑張りました!!
吹奏楽部の演奏にも力が入りました!!
ダンス部も必死に盛り上げました!!
7回裏の攻撃、山之口監督の指示を受けます。
そして、8回表、まさかの、痛恨の一発が・・・。
最終回、全校生徒が同点、逆転を信じて全力で声を出します。
しかし、無念の、無念の惜敗となりました。
何が勝敗を分けたのか・・・。なぜ接戦をものに出来なかったのか・・・。
エール交換を受けながら、日南学園『堅守、強攻』の文字を見つめます。
肩を落とす樟南ナインの横で、先制ホームランの河野君が、メディアに悔しい気持ちを絞り出します。
我那覇部長も無念の思いを報告します。1点に泣いた悔しさがにじみ出ます。
(今大会、樟南野球部OB我那覇先生以来の『選抜出場』を目指していたのですが・・・涙)
時任校長からも、労いの言葉がかけられました。
9回を投げ抜いた浜屋君を取り囲む取材陣。
勝手な私心ですが、その背中には、以前よりも逞しさを感じます。
8回の痛恨の一球は悔やまれますが、今大会、エースとして試合を作りました。
がしかし、勝てなかった現実を受けとめ、さらに強くなれと切に願います!!
選抜甲子園出場のきっぷは、今大会では叶いませんでしたが、涙はありません。
(春は『選抜』という文字がつくように、まだ可能性は0ではありませんが・・・。)
主将の前川 大成君(金久中出身)は言います。
「この悔しさは、甲子園に行くことでしか晴らせない!!」
そうです。君たちの夢は続きます!!
今日の試合を『大きな財産』とし、明日から切り替えていきましょう!!
(野球部はもちろんですが、全校生徒、全職員、保護者の方々もですよね。)
県予選からこの九州大会まで、応援、激励をたくさんいただきました。
本当にありがとうございました。
そして、樟南高校野球部。感動をありがとう!!