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春風や闘志いだきて丘に立つ

未来創造コース1年2組教室の後方には現在、書道選択者が授業時につくりあげた創作作品がずらりと並べられています。

(註:作品の最後には「○○書」のように自分の名前を書きますが、編集により名前を伏せています。)

 

今回は俳人高浜虚子(1874~1959)の有名な句「春風や闘志いだきて丘に立つ」を使いました。私はこの句の解釈について、春の風を受けながら「よし、頑張るぞ!」という強い気持ちを抱きながら困難に立ち向かったり、新しい道を進んでいったりすることを表しているのではないかと考えました。ブログ読者の皆さんの解釈はどうですか?

 

「よし、頑張るぞ!」という強い気持ちを抱いているのは樟南若人も同じことでしょう。現在は学年末考査期間中であり、考査が終わったら次の学年に向けて準備を進めることになります。卒業生においては、進学先や就職先での新しい挑戦が始まります。

 

下の写真は、実際に作品を書いた未来創造コース1年2組の石垣慶大くん(天保山中出身)です。石垣くんの作品は写真左から2番目になります。

書道作品を仕上げるためにはかなりの集中力が必要です。また、本番用の用紙(色紙)は一枚しかないため、失敗は許されません。そして、過去の作品例が実際に存在しても自分で書くのであれば、字のバランスや余白などを自分なりに検討する必要があります。これが芸術である書道の難しさであり、面白さでもあります。

本校における芸術の授業は1年間しかありません。特に書道の場合、字を美しく書くことはもちろんのこと、物事に取り組む高い集中力の獲得や、本番(一発勝負)に強くなる精神力も養えます。

 

改めて、「春風や闘志いだきて丘に立つ」の句に込められた意味を自分なりにうまく解釈して、未知の世界であってもどんどん前を向いて飛び込んでほしいです。同時に、様々な経験を通して集中力・精神力なども磨いていけるといいですね。

最後に、石垣くんを含めて1年生3人よりこれからの抱負を聞きました!

「僕達は4月から2年生になります!勉強も部活動もさらに頑張って、自分の幅をさらに大きくしていきます!そして、卒業された先輩方のように僕達も良い形で進路実現を果たしていきたいです!」

 

在校生の皆さん、学年末考査を確実に取り組み、そしていい形で修了式の日を迎えましょう!!

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