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本日は、九州大会2回戦に挑みます。
相手は1994年、夏の全国高校野球甲子園大会決勝の相手『佐賀商業』です。
きっと多くの方が、あの時の決勝戦を覚えていらっしゃると思いますが、鹿児島VS佐賀の九州対決は、9回にドラマが待っていました。
甲子園の長い歴史の中で、鹿児島県代表がまだ手にしたことのない『深紅の大優勝旗』。
樟南高校に校名を変更し、初の決勝進出。優勝がもう目前に迫ったとき、野球の神様が試練を与えてくださったことを思い出します。
試合開始前のエンジン。樟南ナインも気合が入ります!!
今日は、そんな甲子園の名勝負再現となり、高校野球ファンも多く詰め掛け、ご覧の通り超満員です。
試合は、初回から大きく動きました。
先発の浜屋 将太君(大崎中出身)が3人できっちり抑えると、その裏、樟南高校の攻撃は、打者一巡の猛攻で6点を奪う、いきなりのビッグイニングとなりました。応援も盛り上がります!!
4回が終わった時点で、10対1となり、誰もが今日の勝利を確信したと思いますが、『勝負は下駄を履くまで分からない』とよく言ったもので、眠っていた佐賀商業打線が目を覚まし、浜屋君に襲い掛かります。一気に6点を返され、3点差まで詰め寄られました。しかし、もう一人のエース畠中 優大君(紫原中出身)が後続を抑え、存在感を発揮してくれました。
戦況をじっと見つめる苦しい時間帯もあり、正直、甲子園のあの悪夢が頭を過りました・・・。
そんな重たい空気を、6番レフト吉内 匠君(種子島中出身)の豪快な一振り(打った瞬間それと分かる大ホームラン)が払拭してくれました。
最終回は、ショートの大澤 大樹君(多々良中央中出身)が畠中君を励まし、粘る佐賀商業を力で退けました。
ご覧の通りのスコアーとなりました。
試合終了後、佐賀商業から惜しみないエールを頂きました。ありがとうございました。
今大会は、樟南高校が次の試合に駒を進めますが、佐賀商業の分まで精一杯闘い、必ずや甲子園の切符を手に出来るよう頑張ります!!
球場の外では、今日の投打の殊勲者、吉内君、畠中君をメディアが囲みます。
応援の保護者の皆様も安堵の表情です。
さあ次は準々決勝です。
甲子園をかけての大一番は、全校生徒が全力で後押しします!!
明日の宮崎県代表 日南学園戦は、県立鴨池野球場10:00試合開始です。
引き続き、樟南高校野球部の応援、どうぞよろしくお願い致します。m(__)m
樟南高校野球部 伝統の『必勝しゃもじ』を常に持ち続ける西平 幸四郎君(鶴川内中出身)です。
「明日も頼んだど~!!」
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