2003
11月1日は計量記念日です。はかる(計る・量る)という行為はものづくりをはじめとした社会基盤の基本であり、計量に関する制度を定めたことは社会・経済の最も基本的な制度を定めたといっても過言ではないと思います。計量法という法律も定められています。
計量制度における「計量」の定義は「物象の状態の量を計ること」とされており、「物象」として、長さや質量、時間、電流、温度、面積、体積、周波数、密度などがあります。読者の皆さんにもおそらくなじみのあるものばかりだと思いますが、いかがでしょうか?
高校化学では「酸・塩基」という分野で中和滴定を学習します。実験が関係する分野であり、量的関係以外にも実験器具の名称や取り扱いなども含めて理解を深める必要があります。当然ながら、実験器具は計量が絡むものになります。教科書に掲載され、大学入試(共通テストなど)でも頻出である重要項目です!
ビュレット
メスフラスコ
ホールピペット
英数コース理系クラスに在籍する2年生が興味をもって実験器具を見ていました。
この日をきっかけに、社会生活など物事の基本を支えている「計量」について意識してみてはいかがですか?