大阪経済大学では高大連携の一環として、「高校生フォーラム 17歳からのメッセージ」企画を行っています。今年度で21回目となります。未来創造コース2年1組はこの企画に挑戦・応募しました。全国の高校からも多数の応募があり、厳正なる審査の結果、未来創造コース2年1組の黒木梨那さん(緑丘中出身)が奨励賞を受賞しました。また、学校単位に贈られる学校特別賞に本校が選ばれました。
写真左から有村春菜さん(川辺中:女子バスケ部)、黒木梨那さん(緑丘中:吹奏楽部)です。
ここで、黒木さんが執筆した作品を紹介します(原文のまま)。
「個性」と「校則」
「個性とは何か。」突然そう聞かれたら何と答えますか。私はきっと「その人の長所を最大限にアピールするもの。」と答えます。そこで私は「個性」と「校則」を結びつけ、ある一つの疑問に辿り着きました。
「学校は個性を伸ばす場所」だという認識は多くの人にあるでしょう。では、果たして本当にそうなのでしょうか。それが私の感じた疑問です。多くの学校には「校則」というものが存在します。その中には、男子のツーブロックの禁止や前髪の長さの規定など本当に必要なのかという内容のものがあります。ツーブロックなどのオシャレな髪型が好きという人がいたら、それは立派な個性です。すると、ツーブロックが禁止という校則は個性を潰してしまっています。「個性を伸ばす学校」と「個性を潰す校則」に私は大きな矛盾があるように感じます。もちろん、髪を染めたりすることの禁止などやり過ぎを防ぐための校則は必要です。しかし、髪型などまで抑制されるのは個性を潰されているのと同じです。だからこそ校則の見直しが必要なのではないかと思いました。
このように、人の長所を最大限にアピールする「個性」を潰してしまう校則が減り、誰もがそれぞれの個性を自由に出し合えるような校則ができてほしいと思います。
自分の思いをうまく文章にまとめて執筆した生徒達の頑張りをたたえたいと思います。これからも絶えず研鑽に励んでください!!