長寿記念品贈呈式

多年にわたり社会につくしてきた高齢者を敬愛し、長寿を祝う

 19日の「敬老の日」を前に本校の伝統行事「長寿記念品贈呈式」が16日、体育館でありました。時任保彦校長は、自分にも祖母がいて母が介護をしていること、「この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。だれからも自分は必要とされていないと感じることです。」とマザーテレサの言葉を引用し、身近な高齢者が疎外感を持たないよう接すること、高齢化社会に向けて一人ひとりが自分のこととして捉えることが大切だと訓示がありました。
 本校関係者(生徒の家族など)では、満75歳以上の高齢者が793人居り、ご夫婦ともお元気な方が152組、最高齢者は101歳の高齢者がいらっしゃいます。この方々に本校では毎年、感謝の意を表し記念品を贈呈しています。
 今年も代表者が記念品受け取り、謝辞を生徒代表で松山 絢香さんが述べました。
 また学年を代表して英数コース1年細川 真雪さん、英数コース2年田畑 俊一郎君、英数コース3年の藤橋 紀さんが「敬老の日」をテーマにそれぞれの思いを作文で披露しました。

   記念品を受け取る生徒代表 祝辞を述べる校長
謝辞を述べる松山 絢香さん 代表作文朗読者
細川 真雪さん 田畑 俊一郎君 藤橋 紀さん

「敬老の日に思う」の代表作文論旨

細川 真雪さん(英数コース1年)
 敬老の日は普段おじいちゃん、おばあちゃんに伝えられない感謝の気持ちを伝える日だと思います。お年寄りからたくさんのことを学ぶことができます。過去の戦争の悲惨さについて私たち若い世代の人たちは学ばなければなりません。敬老の日はお年寄りの方々にあるものであり、私たちのためにある日だと思います。

田畑 俊一郎 君(英数コース2年)
 「敬老の日」が近付くと、病気を患っている父方の祖母、元気な母方の祖父母に対してどのような態度・気持ちで接していくべきか、考えてしまいます。
 できるだけ一緒の時間を共有すること、相手の言葉をよく聞いて上がることしかないのかもしれません。色々な本を読み、体験をし、心のひだを多くし、心のセンサーを磨き、祖母の思いを感じ取れる自分になりたいと思います。祖父母の声に素直な気持ちで耳を傾けられる、笑顔の自分でありたいと思っています。

藤橋 紀さん(英数コース3年)
 これからも高齢化は進みます。そして多くの人々が介護のことで悩むでしょう。けれどこのことを悩んでいても始まりません。この世に生れた以上避けては通れない「老い」の問題です。私は今は亡き祖母が私たちに貴重な体験をさせてくれたのだと受け止めたいと思います。そして近い将来身近な父と母を私が支えていこうと思っています。

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