本校の129周年創立記念式が14日、体育館でありました。時任保彦校長は、本校の長い歴史に触れ「戦時中の混乱時期に学校再建のため、生徒と教職員がアルバイトをしながら学校を立て直したことを話されました。また、渡辺 和子さん(ノートルダム清心学園の理事長)『置かれた場所で咲きなさい』の言葉を引用して、「境遇を選ぶことはできないが生き方を選ぶことはできます。学校は9月25日で創立129周年になります。幾多の苦難を乗り越え伝統を築いています。学校に誇りをもって単なる記念日ではなく、志のある未来に向かって決意の日であってほしいと話しました。
樟南高等学校は明治16年(1983年)、鹿児島市高麗町の甲突川河畔に県内唯一の人材育成塾として誕生した「博約義塾」が前身です。その後、国策として鉄道マンを育てる「博約鉄道学校」(1916年)、「鹿児島鉄道学校」(1925年)と変遷を経て、昭和25年に学制改革により高等学校に昇格、「鹿児島鉄道高等学校」と改称しています。昭和35年には新設された商業科を加えて「鹿児島商工高等学校」と校名を変更、さらに平成6年には普通科充実をにらみ、現在の「樟南高等学校」に校名を変更しています。平成7年には鹿児島市荒田1丁目から、現在の同市武岡の高台に校舎を移転新築しています。
式では初めに神事があり、亡師亡友の御霊を慰めました。また学年を代表して英数コース1年田畑 貴広君 機械工学コース2年奥田 京介君 商業科3年 古川 麻理さんが「創立記念の日」をテーマにそれぞれの思いを作文で披露しました。
また、本校OBを代表して大徳 修同窓会長が「本校は時代の変遷に対応し、そのニーズにあった人材育成を行ってきたことに、同窓会は誇りを感じている。社会に活躍している多くの人材を輩出をしていることに感謝している。」と述べ、卒業生として「在校生に本校の未来のために伝統を築いていく礎となってほしい。」と祝辞を述べました。
理事長 | 校長 |
同窓会長 | 英数コース 1年 田畑 貴広 |
機械工学コース 2年 奥田 京介 |
商業科 3年 古川 麻理 |
祝辞を読む 大徳 同窓会長 | 理事長と生徒会 |