10月27日のプロ野球ドラフト会議で、戸田 隆矢君(工業科電気工学コース3年)が広島東洋カープの3位指名を受け、同日夜、校長室で校長、部長、監督、らとともに記者会見に臨んだ。「プロの世界で何でも学びたい。細かいところからアドバイスをもらいたい。」と意気込みを語った。
本校卒業生のプロ野球選手は14人目。在学中の指名は2005年の阪神の大和選手(前田 大和)以来、投手としては2006年の上野 弘文選手以来5人目になります。
この日の夕方、野球部寮の食堂で仲間から「自分のことのようにうれしい。」などと声をかけられ、抱き合ったり、握手したりして喜んだという。
記者会見ではまず目標として「今のままでは不十分なので身体・体力をしっかりと作り上げ、プロで通用する選手になりたい。」と抱負を述べた。
「正直、上位指名されるとは思っておらず、驚いた。」とし、広島について「一番練習が厳しい印象。どこから指名されても前向きに考えるつもりだった。」と語った。山之口和也監督は「高い評価をいただいた。身体能力だけでなく、強気な性格もプロ向きです。」とエールを送った。
また、28日の放課後には、本校出身の田村 恵スカウトが来校し、指名のあいさつをおこない、「球団で成長を温かく見守り、1軍で活躍できる選手に育てたい。」と述べた。また「樟南高等学校に入学してから、ずっと見続けてきた。無事に3年間順調に成長をしていてくれた。技術はもちろんのこと、特に精神面での成長が著しく、すべての面で高い評価をした。」と語った。
(左から)校長 戸田君 監督 部長 | チームメートと喜びを分かち合う戸田君 |
胴上げをされる戸田君 | 広島カープ田村スカウトと |
ドラフトで監督が持っていた監督章とバッジ | 記者の質問に丁寧に答える戸田君 |